2010年4月24日土曜日

2010広島長崎リレーマラソン実施要項(5月14日更新)

核兵器と戦争のない平和な世界の実現を願う
2010広島-長崎リレーマラソンへの参加呼びかけ
実行委員長 八重樫智彦
 広島と長崎に原爆が投下されてから今年で65年目になります。
核兵器は非戦闘員を含む多くの人々の命を一瞬にして奪い、あるいは深い傷を負わせ、後遺症による苦しみを与え続け、地球環境を破壊する非人道的で残虐な最悪の兵器です。その核兵器は1986年の約7万発から約2万発まで削減されたとはいえ、人類を何度も滅亡させられるだけの破壊力を持っている状況に変化はありません。核戦争に勝者は存在しません。
 2009年4月5日、米国のオバマ大統領は、チェコのプラハで以下の演説を行いました。
「核保有国として、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任があります。…米国が核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意であることを、信念を持って明言いたします。」
 この決意表明は2010年4月8日の米ロ首脳の第四次戦略兵器削減条約(戦略核弾頭数の上限6,000発→1,550発、運搬手段1,600→800)の署名へとつながりました(両国議会は未批准)。
 2010年5月4日、「平和市長会議」(会長:秋葉忠利広島市長、世界の3,000都市以上が参加)は、国連本部内で会合を開きました。その冒頭に潘基文(バンキムン)国連事務総長は同会議が提唱する「2020年までの核兵器廃絶」を支持し、「核の抑止力は時代遅れの考えで、核兵器はゼロにすべきだ。期限を設け、被爆者が核兵器廃絶を目の当たりにできるようにしないといけない」と強調しました。
 日本は第二次世界大戦で多くの人々に被害を与え、日本人も大きな被害を受けました。それを踏まえて制定された日本国憲法第9条では「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」ことを謳い、国際紛争を平和的な手段で解決することを宣言しました。この考えが日本だけでなく、世界に広まっていくことこそが、核兵器と戦争のない平和な世界の実現につながると思います。
 私は核兵器も戦争もテロもなく、世界中のどこでも自由に走ることのできる時代になることを願います。2010年の夏、核兵器と戦争のない平和な世界の実現を願いながら、広島から長崎まで走ってみませんか。

核兵器と戦争のない平和な世界の実現を願う
2010広島-長崎リレーマラソン実施要項
 開 催 日:2010年8月6日(金)~9日(月)
 説明会兼前日受付:8月5日(木)午後6時~ 広島市中区流川町または田中町付近の店(予定)
 当日受付:8月6日午前8時00分~ 広島原爆ドーム噴水付近(原爆ドームの南東)
 黙 祷 : 〃 午前8時15分  原爆ドーム前にて
 開 会 式:  〃 午前8時30分~ 原爆ドーム前(噴水付近を予定)
 スタート:8月6日午前9時00分  原爆ドーム前(噴水付近を予定)
 ゴ ー ル:8月9日午前11時00分までに長崎原爆投下中心地公園(浦上天主堂遺壁)[制限74時間]
 黙 祷 : 〃 午前11時02分  長崎原爆投下中心地公園にて
 閉 会 式:  〃 午前11時05分~ 長崎原爆投下中心地公園(浦上天主堂遺壁前)
 懇 親 会:  〃 長崎市三芳町のスーパー銭湯で入浴・休憩後、三芳町のファミレス(予定)
 コ ー ス:広島原爆ドーム前~岩国・錦帯橋~周南~防府~小郡~下関~関門人道トンネル(22-6時は閉鎖)~
北九州~飯塚~米ノ山峠~鳥栖~佐賀~嬉野~大村~諫早~眼鏡橋~長崎原爆投下中心地公園
     ※参加者はコース地図に示された道を走ることを基本とする。ただし、ランナーの交代・休憩・道路事情などの都合で、他の安全な道を走っても良い。
 距 離 :約423km
 参加資格:①核兵器と戦争のない平和な世界の実現を願う方
      ②炎天下でも10分/km以上のペースで数km以上走ることのできる方
      ※全行程参加でも数時間だけの参加でもかまいません。
 コース地図:国土地理院地形図(1:25,000)を利用したものを使用(カラー、B5判)。
 リレー方式:各チーム参加者が、数km~数十km~数百kmで交代して走る(交代地点は各チームで決める)。
一人で全行程を走っても良い(一人で1チーム)。
 エ イ ド:各チームの責任で行う。
 参 加 費:一人3000円[コース地図不要の方は1500円]。コース地図はインターネットを利用して参加者に公開。
      参加費にはコース地図(必要な方)と報告書の作成費、ゼッケンと宣伝チラシなどの費用が含まれる。
      参加費支払い方法は、郵便振替(越田信 00860-4-91294)または現金(受付時)。
      交通費・宿泊費・飲食費・保険料などの経費は各自負担。
 参加申込:チームまたは個人で、Eメール、郵便またはFaxで事務局に申し込む。
      どこかのチームに加わりたい方は、実行委員会がチームを調整する。
  事務局:越田 信 (こした まこと) 467-0874 名古屋市瑞穂区太田町2-5-4
      FAX 052-883-1698  メール koshita@syd.odn.ne.jp
 連絡事項:参加者氏名(ふりがな)、住所、自宅電話、携帯電話、メールアドレス、参加できる日程
 申込期限:2010年7月31日(土) チーム編成と宿泊手配の必要があり、6月30日(水)までの申し込みが望ましい。

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